リチウムを含まないリチウムイオン電池用負極材、産総研が開発

自動車 ビジネス 企業動向

独立行政法人の産業技術総合研究所は25日、石原産業と共同で、リチウムイオン二次電池用の新規な高容量チタン酸化物負極材料「H2Ti12025」を開発したと発表した。

新開発した材料は、構成元素としてリチウムを含まない上、現在使われている酸化物系負極材料であるチタン酸リチウム「Li4Ti5012」と同じ程度の電圧を持ち、酸化物重量あたりの充放電容量でチタン酸リチウムを上回る225mAh/g程度の高容量が可能。

また、含有する水素が水素結合によって骨格構造を形成していることから、充放電の際のリチウムの挿入・脱離反応に影響されない安定した構造となっているほか、構成元素としてリチウムを含まないため、低コスト化できる。

実用化されれば、電気自動車やハイブリッド車などの電動車両用リチウムイオン二次電池の高容量化と長寿命化、低コスト化に貢献するとしている。

今後、石原産業が電池メーカーをはじめ産業界にサンプル出荷して実用化への課題を抽出、さらに化学組成、結晶構造、粉体特性の最適化を行い、主に入出力特性の改善を行う予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ステーションワゴンの常識を超えたレヴォーグ、BLUELOVEさんが作り上げた理想形…CARTUNE PickUpCars 2026
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. 雨の日の視界確保に3つのアプローチ。フロントウィンドウ・コーティング剤[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. リコール16万1190台、トヨタ『シエンタ』のシートベルトに不具合
  5. 「こいつはカッコいい」タフ感マシマシの日産『キックス ROCK CREEK』が話題に!「相当売れるぞこのクルマ」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. LFPは規制面でも優位へ。2036年に向けた日本勢の針路…KPMGコンサルティング 轟木光氏[インタビュー]
  2. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  3. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  4. 次世代圧電材料向け、「多能性中間膜」の量産化をJSTが支援…Gaianixxが開発
  5. 「容赦なきエルグランド包囲網」トヨタの高級ミニバン『アルファード』改良発表にSNS注目! 価格も争点に
ランキングをもっと見る