重厚さが加わった フィットHV、実燃費性能で強い プリウス…御堀直嗣

自動車 ニューモデル 新型車
フィットHV と プリウス
フィットHV と プリウス 全 6 枚 拡大写真

ホンダ『フィットハイブリッド(HV)』の登場で、HVはついに150万円台に突入した。だが、フィットの本質的価値は、基本車種の「1.3G」で十分に満足でき、そして10・15モード燃費も24.5km/リットルの実力を備えている。だから、あえてフィットでHVを選ぶ必要は必ずしもない。

【画像全6枚】

とはいえ、フィットHVにはこのクルマならではの魅力があるのも事実だ。エンジンをできるだけ低回転で使うため静粛性に優れ、また1.3Gに比べ120kgも車両重量が重いことにより、走りに重厚さが感じられる。これらのことから、フィットHVからは小さな高級車の趣が感じられるのだ。

今後、様々な車種でハイブリッドカーが登場してくる可能性がある。そのとき、エンジン車との価格差や燃費性能の差を考え、必ずしもハイブリッドカーを選ぶ必要があるかどうかは、判断は異なってくるだろう。日産『マーチ』は、ハイブリッドにしなくてもアイドリングストップを装備することで、26km/リットルを実現している。そして価格は、フィット1.3Gとほぼ同じなのである。

かたやトヨタ『プリウス』は、比較するには車格が異なるが、燃費性能でフィットHVを圧倒している。私は現在プリウス「L」に乗っており、高速道路主体の使い方ではあるが、給油と給油間の平均燃費で28.8km/リットルを記録し、先日は30km/リットルに乗せた。

燃費性能を最優先してHVを選ぶなら、プリウスくらい徹底したクルマでないと、“安価だから”というだけでは期待外れになるかもしれない。

《御堀直嗣》

御堀直嗣

御堀直嗣|フリーランス・ライター 玉川大学工学部卒業。1988~89年FL500参戦。90~91年FJ1600参戦(優勝1回)。94年からフリーランスライターとなる。著書は、『知らなきゃヤバイ!電気自動車は市場をつくれるか』『ハイブリッドカーのしくみがよくわかる本』『電気自動車は日本を救う』『クルマはなぜ走るのか』『電気自動車が加速する!』『クルマ創りの挑戦者たち』『メルセデスの魂』『未来カー・新型プリウス』『高性能タイヤ理論』『図解エコフレンドリーカー』『燃料電池のすべてが面白いほどわかる本』『ホンダトップトークス』『快走・電気自動車レーシング』『タイヤの科学』『ホンダF1エンジン・究極を目指して』『ポルシェへの頂上作戦・高性能タイヤ開発ストーリー』など20冊。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『クラウン・クロスオーバー』、改良新型のデザイン先行公開…9月発売へ
  2. ゼンリン、「都道府県型キーホルダー」全47種を発売…地図ブランドから誕生したカラビナ型アクリル雑貨
  3. 「このサイズ感の車待ってた!」走りのミニバンとして復活!? トヨタ『エスティマ』次期型に期待の声
  4. アルファロメオ、新型CセグメントSUVを予告…デビューは2027年
  5. 日産『ノートオーラNISMO』8月改良か、ブラック仕様追加の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. 手放し走行で累計2000万km超、BMWの先進運転支援「Highway Assistant」…高速道路で最高130km/hまで手放し走行可能に
  3. 自動車業界の現場が直面しているサイバーセキュリティの課題と実態【自動車セキュリティ解説 第1回】
  4. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
  5. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
ランキングをもっと見る