テスラのアジア地域ディレクター「日本市場に期待」

自動車 ビジネス 企業動向
テスラ・モーターズ  アジア太平洋地域ディレクター  ケビン・ユー氏
テスラ・モーターズ アジア太平洋地域ディレクター ケビン・ユー氏 全 5 枚 拡大写真

10月25日、テスラ・モーターズが日本初のショールーム「テスラ・ジャパン・ショールーム」を東京にオープンし、ショールーム内覧会を行った。会場ではアジア太平洋地域ディレクターのケビン・ユー氏が、日本市場参入に際して期待を語った。

「テスラはアメリカに8か所、ヨーロッパに6か所の旗艦店を構えており、アジアでは東京が初めての旗艦店です。東京を最初に選んだのは、日本はエコカーとスポーツカーの両方に理解がある国だからです。インフラはすでに完備されています。ヘヤードライヤーと同じ電源があればいいんですから。しかも1充電で東京から名古屋、新潟、仙台まで行けます。これだけ走ればじゅうぶんではないでしょうか」

販売業務を他の業者に任せず、社員が直接ユーザーと接することもテスラの特徴になっているという。テクノロジーが命の会社だからこそ、ユーザーの声を開発にフィードバックしていくことが大切なのだという。

「私たちは数を売ることよりも、時代を変えたいという思いのほうが強いのです。たとえば携帯電話は、15年前は限られた人しか使っていませんでしたが、今はひとりで2〜3台持っている人もいます。ロードスターの価格がフェラーリより高く、性能がポルシェより遅かったら相手にされないでしょう。でも実際は逆です。石油の時代に終止符を打つ可能性を秘めたクルマなのです」

ケビン・ユー氏はロードスターに自信を持っている最大の理由としてバッテリーを挙げ、日本のパナソニック製であることを強調していた。さらにテスラはトヨタと資本提携を行ってもいることでも有名だ。こうした状況も日本市場重視の姿勢につながっているのかもしれない。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  4. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  5. 約67万円から買える小型トラック、印タタが「エースプロ」発表…EVも用意
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る