志賀俊之COOは26日に横浜市の本社で開いた発表会で、『フーガ・ハイブリッド』のハイブリッドシステムについて「エンジンとクラッチの制御が非常に難しく、実用化は困難とされてきたが、リチウムイオン電池との組み合わせで乗り越えた」と語った。
高度なクラッチ操作は、素早く充放電ができるリチウムイオン電池の採用で可能になったという。リチウムイオン電池については「1992年から地道に研究開発を続けてきた成果」と述べた。
志賀COOは年初から「今年度は『技術の日産』を感じていただける年になる」と、繰り返してきた。ガソリン車トップの低燃費を実現した『マーチ』や自前技術で商品化したHVにより「日産の高い技術力がを印象づけられる」と強調した。