米リンカーン販売店、改装投資を拒否…フォードに「新型車を見せろ」

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Cコンセプト(2009年デトロイトモーターショー)
Cコンセプト(2009年デトロイトモーターショー) 全 1 枚 拡大写真

全米の複数のリンカーン販売店が、フォードモーターに対して、新型車を見せるまで、販売店のリニューアルに必要な新規投資を拒否していることが判明した。

これは25日、米国の自動車メディア、『オートモーティブニュース』が明らかにしたもの。それによると、リンカーンの複数の販売店が、フォードモーターから要求されているディーラー改装への投資を拒否。フォードに対して、「将来発売する新型車を見せるまで、販売店改装には応じない」と回答しているという。

フォードモーターは今年6月、リンカーンブランドの再構築プランを公表。その後、同ブランドの新CI導入に伴い、全米の主要ディーラーに対して、1社当たり100万ドル(約8000万円)以上の販売店改装費用の負担を求めたとされる。

これに対して、負担を求められたディーラーは、反発。ある販売店オーナーは、「フォードは向こう2年間、リンカーンブランドに新型車はないと言っている。こんな状態で、200万ドル(約1億6000万円)もの販売店改装費用は負担できない」と怒りを表す。

そして、リンカーン販売店が共同でフォードに対し、「リンカーンの新型車を見せてくれ」と申し入れたというわけだ。販売店側からすれば、至極当然な申し入れ。果たして、フォードの対応は。

《森脇稔》

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