樹脂製オイルパン---BASFの素材をヒュンダイ/キアが採用

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ヒュンダイ/キア車エンジンのオイルパン
ヒュンダイ/キア車エンジンのオイルパン 全 2 枚 拡大写真

BASFジャパンは、韓国LG Hausys社が、BASFのエンジニアリングプラスチック、『ウルトラミッド』を使用したプラスチック製のギアボックス用オイルパンを、ヒュンダイ、キア向けに開発したと発表した。

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ウルトラミッドは、熱安定化処理を施したポリアミド66をガラス繊維(35wt%)で補強した素材。ヒュンダイのエンジンに、プラスチック製のギアボックス用オイルパンが搭載されるのは今回が初めてとなル。開発されたオイルパンは小型ガソリンエンジン用で、すでに製造を開始していル。

ギアボックス用オイルパンは、従来はスチール製だったが、ウルトラミッドに置換することで、重量が40%低減される。さらにノイズも3dB低減する。

ギアボックス用オイルパンは小石など路面からの障害物の衝突に耐える衝撃強度も求められる。BASFアジア太平洋地域エンジニアリングプラスチック担当シニア・バイスプレジデントのハーマン・アルトフは、「耐衝撃性の保持という厳しい要件を満たすことができたのは、高度なコンピューター支援設計の解析技術によって部品設計を行なったからだ。設計段階から精度の高いコンピューター・シミュレーションを活用した上で、試作品を製作し、試験を行って設計強度を確認した」。

今回の用途における材料への最も厳しい負荷は、高温のトランスミッションオイルと経年劣化に対する耐久性だった。120度の高温の油に長時間接触して耐えなければならない。BASFでは、製作したギアボックス用オイルパンを−40度から150度の温度に1000時間さらす試験を行なった。これは自動車の走行距離10万kmに相当する試験条件だという。

《高木啓》

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