アウディA3、新ディーゼル燃料を試す…シュワ知事もバックアップ

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A3TDIの新ディーゼル燃料テスト
A3TDIの新ディーゼル燃料テスト 全 5 枚 拡大写真

米国で、次世代クリーン燃料として注目されている合成ディーゼル燃料。アウディの米国法人、アウディオブアメリカは25日、この新燃料を使用した『A3TDI』で、1600kmに及ぶテスト走行を完了させた。

このテスト走行は、米国のベンチャー企業、レンテック社が開発した合成ディーゼル燃料、「レンディーゼル」の実用性を確認する目的で実施。レンディーゼルは、有機化合物と廃棄物として処理される草木から作られたディーゼル燃料で、無色透明なのが特徴。車両側の改造なしで使用でき、通常の軽油よりも排出ガスをクリーンにする効果があるという。

アウディは、レンテック社やボッシュ、『グリーンカージャーナル』誌とともに、レンディーゼルの普及を目指すプロジェクトに参画。燃料にレンディーゼルを使用した2台のA3TDIを使って、カリフォルニア州の海岸沿いを1000マイル(約1600km)南下した。

その結果、2台のA3TDIは、それぞれ40マイル/ガロン(約17km/リットル)、43マイル/ガロン(約18.3km/リットル)の平均燃費をマーク。また、加速性能などの実用面でも、まったく問題ないことが確認された。

1600kmのテストの途中では、カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事も駆け付け、プロジェクトの全面的支援を表明している。

《森脇稔》

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