電気自動車普及協議会にテスラ、ソニーらが加入…海外からも注目

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第4回EVコンバージョン部会
第4回EVコンバージョン部会 全 5 枚 拡大写真

電気自動車普及協議会(APEV)は10月27日、第4回となるコンバージョン部会を東京で開催した。1時間にわたる会議の後、記者会見と質疑応答が行われた。

会長の福武總一郎氏は、前回の部会で入会の発表があったトヨタが、この日の部会に初参加したことを発表するとともに、新たにテスラ・モーターズ・ジャパンが会員に入ったことを表明した。

また、代表幹事の中島徳至氏は、ドイツの検査機関テュフ(TUV)ラインランドグループの日本法人であるテュフラインランドジャパンが入会したことを明らかにした。APEVが来春制定予定のEVコンバージョンのガイドラインに、TUVが興味を示してきたという。

先週末に行われたWRCラリー・スペインから帰国したばかりという部会長の田嶋伸博氏は、現地でもEVに対する関心は非常に高く、APEVについての説明をしたところ、情報を共有化したいという申し出をいくつか受けたことを明かした。

今回の部会には、APEVの会員でもあるガリバーインターナショナルの代表取締役会長・羽鳥兼市氏も列席し、中古車ユーザーにおいても電気自動車への関心は高まっており、中古車を扱う者として普及を望んでいると、EVコンバージョン部会への期待を述べた。

当日はトヨタのほか、モーターやバッテリーなどを手掛ける三菱重工業、エネルギー企業の伊藤忠エネクスが同席した。会員にはEV用バッテリー参入を発表したソニーなどが名を連ね、参加企業・団体は当初の35から103にまで増えている。海外では今年度中に5か国の企業・団体が参加の予定という。

日本を代表する自動車会社に加え、EVベンチャーの旗手や欧州の検査機関が加入したことで、APEVのコンバージョン部会の活動が従来以上に注目されることは確実な情勢だ。

《森口将之》

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