三菱自動車は28日、2010年度第2四半期決算を発表した。その席上、益子修社長は「電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』を世界環境戦略車として育てる」と強調した。
同車は2009年7月の発売以来、累計で2800台を販売。今年10月からは欧州14か国に向けて出荷を開始した。しかも、「欧州仕様車からEV制御技術の改良で航続距離を15%向上させた」(益子社長)そうで、同地域での販売を10年度5000台に持っていく計画。そして、来年秋には北米市場にi-MiEVの拡幅車を投入する。
「日米欧での販売体制を強化し、12年度には4万台以上の販売を実現してEV事業をビジネスとして確立していきたい」と益子社長は話した。