PHV ボルト、超低公害車に認められず…米カリフォルニア州

自動車 ビジネス 海外マーケット
PHVボルトがカリフォルニア州の低公害車基準「SULEV」を満たせなかったことがわかった
PHVボルトがカリフォルニア州の低公害車基準「SULEV」を満たせなかったことがわかった 全 4 枚 拡大写真

GMが、年内に米国の一部エリアで発売する新型プラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』。そのボルトが米国カリフォルニア州から、「SULEV」として認められなかったことが判明した。

これは、CARB(カリフォルニア州大気資源局)が明らかにしたもの。CARBは全米で最も厳しいエコ政策を敷いていることで知られるが、その独自制度にSULEVの認定がある。

SULEVとは、スーパー・ウルトラ・ロー・エミッション・ビークルの略。排出ガス中のCO(一酸化炭素)を走行1マイル(約1.6km)当たり、1g以下に抑えるなど、認定には厳しい条件がある。その代わりに、SULEV車のユーザーは、カリフォルニア州から3000ドル(約24万円)の優遇税制措置が受けられ、朝夕のラッシュ時に高速道路の優先レーンを走行できるなど、さまざまな特典が享受できるのだ。

ボルトは排出ガス中のCOが、走行1マイル当たり1.3gと、SULEVの基準を満たせなかった。そのためCARBは、ボルトをSULEVよりもワンランク下の「ULEV」と認定した。

ちなみに、トヨタ『プリウス』や、ホンダ『CR-Z』『インサイト』は、SULEVに認定。GMは今後数年以内に、ボルトに改良を加え、カリフォルニア州のSULEV認定を取得する方針という。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る