イビデンが発表した2010年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比110.7%増の174億6600万円と大幅増益となった。
自動車排気系関連部品は、各国の自動車購入優遇措置の終了を受けて需要に一服感が見られたものの、新興国市場を中心に需要は堅調に推移した。また、半導体・電子関連部品は、パソコン向け製品の需要に不透明感が出たものの、スマートフォン向け製品が好調だった。このため、売上高は同10.8%増の1454億5600万円だった。
収益も売上げ増の効果で経常利益は同158.3%増の156億6000万円、当期純利益が同43.3%増の69億500万円となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。