三菱 i-MiEV 改良、接近通報装置を設定

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三菱自動車は、4月から個人向けに販売を開始している電気自動車(EV)『i-MiEV』を改良して11月4日から販売開始した。車両の接近を音で知らせる「車両接近通報装置」を採用しているのが特徴だ。

EVは走行する際、エンジンなどの音がせず、歩行者や聴覚障がい者に危険なため、今回車速が時速25km/h以下になると通報音で接近を知らせる車両接近通報装置を新たに採用した。国土交通省ガイドラインに準拠したもの。

従来型のi-MiEV所有者向けには別途販売をおこなう。価格は工賃を含めて3万7800円で、11月中旬より販売を開始する。

同時に、高速走行時のモーター音やブレーキ負圧電動ポンプの作動音を低減して静粛性の向上を図った。

また、200V充電の際、従来のコンセント(丸型)に加えてEV充電用のパナソニック電工製「WK4322」にも対応できる変換アダプターを標準装備した。100V充電でもパナソニック電工製の新型屋外コンセント「WK4311」にも対応した新形状の変換アダプターに変更した。端子部保護用キャップや、盗難・悪戯防止用の鍵付け穴の追加など、普通充電ガンのデザインを変更した。

補機用バッテリーの電力消費を抑えるため、パワースイッチ切り忘れ警告ブザーやACCオートカット機能、ルームランプオートカット機能を追加した。車両統合制御技術「MiEV OS」を改良、駆動用バッテリー残量や航続可能距離の精度向上も図った。

このほか、フロントブレーキを改良して、ブレーキ時のフィーリング向上や走行中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合、ブレーキを優先するブレーキオーバーライド制御を採用した。

ボディカラーは「ブラックマイカ」「ミスティックバイオレットパール」のモノトーン2色を新たに追加し、計10色を設定する。

価格は398万円と据え置いた。

《レスポンス編集部》

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