日産志賀COO、中国外交問題「ビジネス上の影響はない」

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2010年度第2四半期決算会見
2010年度第2四半期決算会見 全 2 枚 拡大写真

日産自動車の志賀俊之COOは4日、2010年度第2四半期決算の会見で、中国市場について触れ、「現地のオペレーション、ディーラー、来店者数を見ても、大きな変化はなく、依然として成長している」と述べた。

日産は今上期、中国市場での販売台数を50万3000台と前年同期比51.4%も伸ばし、シェアも同0.2ポイント増え、6.1%に拡大した。文字通り、中国市場は日産にとっての稼ぎ頭となっている。

しかし、尖閣諸島沖での中国漁船との衝突事件以来、日中関係が悪化。中国内では対日デモが頻発するなど、ビジネスでの影響を危惧する声は多い。

それに対し、志賀COOは「今のところ、ビジネス上の影響はない」ときっぱり。日本の自動車メーカーの中には中国市場で販売台数を前年同月比で落としているところも出ているが、日産はカルロス・ゴーン氏が社長を務めているため、日本の企業という意識が中国人には薄いのかもしれない。

《山田清志》

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