『ポロ』にも『マーチ』にも『CR-Z』にも『スイフト』にも『Eクラス』にも入れませんでした。この“エコ軍団”に1点も配点しなかったのは、もしかすると60人中ボクだけかもしれない。
理由は、感性を選考の基軸に置きたかったから。クルマの持つ本来の楽しさや癒し、といったものを今の時代だからもう一度探りたかった。
歳とってガーデニングに目覚めるようなもの、とボクは思っている。エコ、エコって、ちょっと見失っていないですかね!? 現在のクルマ社会が持つ加害者意識を見直したかった。配点は以下の通り。
プジョー『RCZ』:10点
ジャガー『XJ』:6点
BMW『5シリーズ』:5点
マツダ『プレマシー』:2点
トヨタ『マークX』: 2点
松田秀士|レーシングドライバー/モータージャーナリスト/僧侶
スローエイジングという独自の健康法で53歳の現役レーシングドライバー! SUPER GTをランボルギーニ『ガヤルド』で戦っている。INDY500 など海外レース経験も豊富で、確かな知識と国際感覚でクルマの評価を行う。