電動モーターを使った乗り物が普及していくのは、この先間違いのないトレンドだが、普及には高性能化と利便性の向上、さらにランニングコストも含めた低価格化が進むことが前提だ。と、思っていたら「産業交流展2010」で激安な電動スクーターが展示されていた。
ティーエムシーが販売するPANOTIAモーターサイクルの『Silru』は7万4800円〜と8万円を大きく切る安さ。当然のように中国製だが、企画は日本で行ない、すでに流通している部品を組み合わせることでコストダウンを実現しているという。鉛蓄電池を使い450Wのモーターで最高速度35km/h、航続距離は40〜50kmだそうだ。
もっとも、坂道が多い地域や男性向けにはパワフルな『SPiX』の方がオススメだとか。こちらは600Wのモーターを搭載し、最高速度も40km/hとなる。価格は8万9800円〜と少々上がるが、それでも十分に安い。
同社ではさらに軽量・小型タイプの電動スクーターを開発中というから、さらに低価格化の勢いは強まりそうだ。
産業交流展2010は主催:産業交流展2010実行委員会(東京都、東京商工会議所ほか)、10〜12日に東京ビッグサイトで開催。