URL入力と検索経由で表示が異なる…注意!!

自動車 ビジネス 国内マーケット
URLを直接指定して表示させた状態 URLを直接指定して表示させた状態
URLを直接指定して表示させた状態 URLを直接指定して表示させた状態 全 4 枚 拡大写真

 マカフィーは12日、直接アクセスしたときと、グーグルによる検索結果のリンクをたどってアクセスしたときでは、URLの見た目が同じなのに異なる内容が表示されるという奇妙なWebサイトについて、注意喚起する文書を公開した。

 このサイトは、URLを入力して直接アクセスすると、通常(もしくは正式な)Webページが表示される。ところがGoogle検索の結果経由でアクセスした場合は、まったく異なる偽ブログが現れるという。このようなWebページを実現する手法は、一般に「クローキング」と呼ばれているものだ。アクセスしたユーザーの環境やWebブラウザの閲覧履歴といった情報を読み取り、状況に応じてWebページの内容を変えることを悪用しているのだ。

 この文書では「charles●●.org」というとあるサイトを紹介している。このサイトURLを指定してアクセスすると、ブルーの背景ベースの、ごく普通のサイトが表示される。このサイト名をGoogleで検索すると、同じURLが表示されるが、検索結果のリンクをクリックすると、今度は全く異なる、黒い背景のブログサイトが表示された。このサイトには多数のリンクが含まれており、悪質な広告が掲載されていたとのこと。そしてブログを表示したままで、リンクをクリックせずに数分間放置しておくと、偽ページと入れ替わるように本来のWebページが表示される。

 このサイトには、悪質なJavaScriptコードが暗号化して埋め込まれており、それには隠ぺいされたサブディレクトリ内にあった別の「攻撃要素」へ誘導するリンクが含まれていた。さらにグーグルの検索結果から、現在80以上のサイトがこの攻撃の被害を受けていることも判明したという。マカフィー製品では現在この攻撃を「Exploit-PHPBB.b」として検出している。

 同社では、この攻撃の背後に「クリック課金型(PPC)」リンクや偽ウイルス対策ソフト、悪質なアプリケーションなどで利益を得ている人間が存在すると推測している。さらにこの攻撃では「findwhat.com」を呼び出していることから、PPC検索エンジンを手がけるMiva社の関与が考えられるとしている。

URL入力とGoogle検索経由とで違うページが表示される?……マカフィー、怪しげな挙動のサイトを注意喚起

《冨岡晶@RBBTODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る