[ハイウェイテクノフェア10]最新型の折畳み自転車? 路面の凹凸を測定

自動車 ビジネス 企業動向
IRIプロファイラー
IRIプロファイラー 全 7 枚 拡大写真

前後の小径ホイールをアルミ合金製のフレームがブリッジさせていて、中央にはサスペンションが……。折畳み自転車にも超小径ホイール型があるが、そんな乗り物の一種かと近付いてみたら、正体は違った(ハイウェイテクノフェア2010、西日本高速道路エンジニアリング中国)。

これは「IRIプロファイラー」(国際ラフネス指数路面縦断形状測定器)と呼ばれるもので、簡単に言えば路面の平坦性を走行しながら測定する装置。これをクルマの後輪に取り付けて走行すると、路面の凹凸によって上下に揺れ動くことで路面のデータを採集できる。

クルマに装着した状態は、何やらレッカー用の補助台車のようにも見えるが、カバーを被せればちょっと未来的に見えなくもない。

路面プロファイルを測定する方法は色々あって、赤外線やレーザー光線を利用した専用車両が深夜などに走行しながら測定しているのを見たことがある人もいることだろう。

ハイウェイテクノフェア2010では、クルマのサスペンションの上下にセンサーを取り付けることで算出できる簡易型も出品されていた(ネクスコ・エンジニアリング北海道)。こちらはRCカーのバネ上/バネ下に取り付けて、PC上にリアルタイムで路面プロファイルを算出できるものだ。

安全、快適な走行を続けるためには、路面の平坦性を高めることや、損傷をいち早く修復することも重要。舗装率の高さでは屈指の日本だけに、これからはこうしたメンテナンスコストの低減も進めていくことは必然だろう。

ハイウェイテクノフェア2010は主催:高速道路調査会、11〜12日に東京ビッグサイトで開催。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  2. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  3. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  4. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  5. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る