トヨタ、中国に研究開発拠点を新設

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は17日、中国に独自の研究開発拠点を新設すると発表した。2011年春から一部業務を開始し、従業員数は200人で立ち上げ、将来的に1000人規模の大規模拠点とする。

「トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社」(TMEC)は、江蘇省常熟市にある東南経済開発区に設立された。TMECの資本金は2億3400万ドルでトヨタが100%出資。

TMECは、中国の顧客の要望に対応したクルマを開発するために設立される。トヨタでは、既に中国合弁会社に研究開発センターを設置しているが、中国現地での市場環境調査・研究開発をこれまで以上に充実させていくため、独自の研究開発拠点とする。

TMECでは、日本にある研究開発センターと連携・協力しながら、中国での車両使用環境や顧客ニーズを調査するとともに、商品企画に反映させる。また、中国に導入している車両の徹底した品質確認、中国での省エネ・新エネ車の調査・研究、中国向けエンジンの開発業務のほか、これらを実現するための人材育成も行う。

中国事業の重要性が高まっているため、より中国市場に適したモデルの投入など、競争力のある製品開発に結び付けていくねらいがある。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
  3. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  4. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  5. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る