[ジャパンホームショー10]家具業者がつくった軽キャン、年配者に人気

自動車 ビジネス 国内マーケット
軽自動車のキャンピングカー
軽自動車のキャンピングカー 全 5 枚 拡大写真

ジャパンホームショー2010が17日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。同展は住宅・建設関連の専門展示会だが、そこに天然木をふんだんに使った軽自動車のキャンビングカーが展示されている。

展示したのは福岡県大川市に本社を構える島田商事。同社は家具をはじめ、建材、リフォームなどを手掛ける業者だ。2年前、それまで培ってきた木工技術や電気技術のノウハウを生かして、軽自動車のキャンピングカー「OKワゴン」を始めた。

「家具の町、大川ということで、つくるのならできるだけいいものをつくりたいとスタートしました。特に、木工家具のつくり込みや塗装、電装関係などは付き合いのあった職人に頼み、本職のプロにしかできない“匠の技”を取り入れるようにしたんです。おかげで、こだわりを持つ年配の人たちから多くの支持を得ています」と同社関係者は話す。

販売は好調で、最近は新古車や中古車を持ってきて、改装してほしいと依頼してくる年配者が増えているそうだ。しかも、同社はクルマの改装を部屋のリフォームの延長線上ととらえているため、使い勝手もよく、今までキャンピングカーに興味がなかった人からも注目されているそうだ。

ちなみに標準の改装費は車種によって異なり、82万4200円~88万50円。その改装費には、天然木使用の本格家具収納キャビネット、サブバッテリー、ACインバーター500W、外部電源取り入れシステム、電源集中管理パネル(AC100Vコンセント2個、DC12Vソケット1個、電圧計、電流計、AC:DC自動切換システム、各種スイッチ、安全ブレーカー)、LED室内灯(2灯)、ベッドマット(4分割)、カーテン(4方部分)が含まれている。

また、車両代込みの最低価格はスバル『サンバー』169万9900円、スズキ『エブリィ』171万9950円、ダイハツ『ハイゼット』177万3050円、三菱『ミニキャブ』178万6100円となっている。ひと味違う軽キャンがほしい人には最適かもしれない。

ジャパンホームショーは19日まで。主催:日本能率協会。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  2. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  3. レクサス『RX』米2026年モデルに「アピアランスパッケージ」新設定
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る