三菱重工、リチウムイオン電池量産の実証工場を竣工

自動車 ビジネス 企業動向

三菱重工業は、長崎造船所(長崎市)内にリチウムイオン二次電池の量産化実証工場が、11月17日に竣工した。

新工場の生産能力は年産6万6000kWh(中型電池換算で約40万個分)で、今後、リチウムイオン二次電池への本格参入に向けて各種実証技術に取り組み、早期の商業量産を目指す。

実証工場は12月から生産を開始し、ライン稼働率、タクトタイム、電池性能の実証に取り組んでいく。実証ラインには、同社が保有するスラリー技術や印刷塗工関連技術、ターボチャージャーの量産管理技術などを、総合的に盛り込んだ。

国内外のリチウムイオン二次電池の市場動向を踏まえ2011年をめどに、本格的な量産工場の着工を検討している。

同社では、電動フォークリフト、電気バス、クレーンなど自社製品である輸送・搬送機器や他社製品にも、電動パワートレインシステムを組み込むことによる商品性の向上を提案しており、リチウムイオン二次電池に本格参入することで環境ビジネスを強化する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る