アウディ TTS、無人走行でパイクスピーク登頂に成功

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無人走行が可能な実験車 TTSパイクスピーク
無人走行が可能な実験車 TTSパイクスピーク 全 2 枚 拡大写真

アウディが研究開発用に製作したロボットカー『TTSパイクスピーク』。無人走行の同車が、米国コロラド州パイクスピークの登頂に成功した。

これはアウディの米国法人、アウディオブアメリカが18日に公表したもの。TTSのロボットカーは、27分というタイムで、険しいパイクスピークのコースを登り切ったという。

同車は、アウディの属するフォルクスワーゲングループと米スタンフォード大学が共同開発。両者は未来のモビリティを研究する 「VWオートモーティブイノベーションラボ」(VAIL)を設立し、人工知能を備えた100%コンピューター制御の完全自律走行車の開発を進めてきた。

すでにVAILは、フォルクスワーゲン『トゥアレグ』や『パサート』をベースにしたロボットカーを開発。その最新作がアウディ『TT』のスポーツグレード、「TTS」をベースにしたロボットカーだ。アウディTTSは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」を搭載。最大出力272ps、 最大トルク35.7kgmを発生する。

このTTSロボットカーが、世界一有名なヒルクライムレースの舞台、米国コロラド州パイクスピークの登頂にチャレンジ。コース途中で一度も立ち止まることなく、最高速は72km/hをマークし、全長20kmの急勾配コースを27分で走破した。今年の同レースで5連覇を成し遂げた「モンスター」こと、田嶋伸博選手の10分11秒5には遠く及ばないが、無人走行での完走と27分というタイムは賞賛に値する。

同レースの主催者は、「TTSパイクスピークが27分で完走した」と公式認定。主催者側は、「市販のアウディTTSをプロドライバーが操っても、パイクスピークでは17分が限界ではないか」と語り、ロボットカーの性能に驚きを隠せない様子だ。

《森脇稔》

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