【トヨタ ラクティス 新型発表】イマドキの家族に
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2代目ラクティスのキーワードは、「イマドキ家族」。平成の家族(その中でも21世紀に入ってからの若い家族と思われる)のことで、家族構成は夫婦+子どもひとり。従来からのお父さんが働いてお母さんが家事をしてという役割分担が流動的で、子どもも含めて愛称で呼び合うような今時の家族ということである。
そんなフラットな関係の家族にオシャレに気軽に乗ってもらいたいというのが、2代目ラクティスのコンセプトの中核というわけだ。昭和ならセダンが家族向けを主に担当していたわけだが、落ち込みの激しいそのジャンルに代わって、5人乗り(すべてのグレードが5人乗り)で低価格なコンパクト2BOXカー(イメージ的には2列目のない小型ミニバン)といったスタイルとしているのがラクティスなのである。
その価格は、1.3リットルエンジンのFF・2WD仕様のグレード「X」で北海道・沖縄を除いて144万5000円。最も高いグレードの1.5リットル・4WDの「G」でも、184万8000円となっている。当然、低燃費にもこだわっており、1.3リットル車で10・15モードは20.0km/リットル、1.5リッター車2WDが20.0km/リットル、同4WD車が18.4km/リットルとなっている。
「お金をかけずに楽しむ」のもイマドキ家族の特徴のひとつ。そういう人たちが手を出しやすい価格帯で低燃費を実現した、コンパクトな1台が今度のラクティスというわけだ。
《デイビー日高》