情報通信研究機構、みちびき に搭載したTTSの時刻比較技術を実験

自動車 ビジネス 企業動向
準天頂衛星システムにおける時刻管理技術の研究開発
準天頂衛星システムにおける時刻管理技術の研究開発 全 1 枚 拡大写真

情報通信研究機構(NICT)は、準天頂衛星初号機「みちびき」に搭載した時刻・周波数を高精度に比較する基準時刻管理部(TTS)の正常動作を確認した。今後、地上系との連携確認を踏まえ12月中旬にも時刻管理技術手法の一つである双方向時刻比較技術の実証実験に取り組む。

衛星測位では、搭載原子時計の時刻を正確に求めるほど、軌道推定も正確になり、測位精度も向上する。同機構は、TTSを用いた準天頂衛星初号機のみちびきに搭載した原子時計と地上系システムとの双方向時刻比較技術の実証実験で、11月上旬にTTSの時刻比較機能・ベントパイプ機能などが正常に動作していることを確認した。

これにより12月中旬にも衛星測位システムで重要な時刻管理技術の一手法である衛星双方向時刻比較技術などの実証実験に取り組む計画。

今後はTTSの長時間連続試験などを行った後、12月中旬にもみちびきを使った技術実証実験を開始する。技術実証実験では、衛星~地上間の高精度時刻比較実験、地上~地上間時刻比較の広帯域・狭帯域ベントパイプ実験、GPSとのタイムオフセット比較などを実施する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツが歩行領域モビリティ『e-SNEAKER』発売、年間500台目標
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る