日野、新ハイブリッドシステムの実証運行開始…ディーゼル比で燃費50%向上

エコカー ハイブリッド
新開発ハイブリッドシステムのカットモデル
新開発ハイブリッドシステムのカットモデル 全 1 枚 拡大写真

日野自動車は29日、小型トラックの燃費性能を大幅に向上させる新しいハイブリッドシステムの実証モニター運行を開始すると発表した。今後、運送事業者に実際に利用してもらって燃費を確認、更なる改善のためのデータ収集を行う。

今回開発した新ハイブリッドシステムは、代表的な走行条件である都市内走行を想定した社内試験でベースとなるディーゼル車に対し約50%燃費を向上した。大幅な燃費向上を達成するため、ハイブリッドシステムを大幅に改良した。

具体的には、エンジンとモーターの間にクラッチを設け、モーターのみでの走行(EV走行)を可能にし、また制動エネルギーを回生する効率も大幅に向上した。ハイブリッドシステムの制御も改良、大幅な効率の向上を図った。ハイブリッドシステムの主要コンポーネントを軽量・コンパクト化して新開発するとともに性能も向上した。

さらに、熱効率を向上させた専用エンジンや伝達効率を向上させた専用トランスミッションを新開発し、ハイブリッドシステムの改良とあわせて大幅な燃費向上に貢献する。

実証モニターは伊藤園、佐川急便、西濃運輸、綜合警備保障、ヤマト運輸、郵便事業が実施する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る