VOC対策功労者表彰でホンダボディサービス栃木が受賞…環境省

自動車 ビジネス 国内マーケット
VOC対策功労者表彰でホンダボディサービス栃木が受賞
VOC対策功労者表彰でホンダボディサービス栃木が受賞 全 12 枚 拡大写真

1日、環境省が実施する2010年度の「揮発性有機化合物(VOC)対策功労者表彰」で、ホンダボディサービス栃木、工業塗装高度化協議会環境技術分科会、がVOC対策功労者特別表彰を受賞した。

VOC対策功労者表彰は、VOC排出抑制対策を率先して行っている事業者や個人・団体の活動に対して表彰を行うもので、第三者への周知、新たな仕組み作りや排出削減に係る技術開発などの活動に対して2007年度から表彰を行っている。

VOC対策功労者特別表彰を受賞したホンダボディサービス栃木では、自動車車体の板金塗装で従来の有機溶剤型塗料から水性塗料に切り替えてVOCの排出を大幅に削減、自動車の板金塗装分野では水性塗料へ転換の進まないなか先頭に立って導入し、その内容を同業者に公開、市内の小学生などにも見学してもらう等の啓発活動などが高く評価された。

ホンダボディサービス栃木の長嶋敏専務取締役は「コスト面のリスクが、塗料の水性化を進ませない要因かと思いますが、(環境への対応は)企業活動を営む上で避けられないのものなので、小さな取り組みですが、業界に広がっていくことを信じたいと思います」とコメントした。

環境省では、浮遊粒子状物質や光化学オキシダントに係る大気汚染の改善のため、固定発生源からの揮発性有機化合物(VOC)排出量を、2000年度から2010年度までに3割程度削減することを目標に、法規制と自主的取組の双方の手法を組み合わせた対策を進めている。今回のVOC対策功労者特別表彰では、9団体・企業が受賞した。

2010年度揮発性有機化合物(VOC)対策功労者表彰受賞者

VOC対策功労者特別表彰

自主的取組又は規制に関連した取組部門
●ホンダボディサービス栃木(栃木県宇都宮市)
VOC対策の推進に資する取組部門
●工業塗装高度化協議会環境技術分科会(東京都新宿区)

VOC対策功労者表彰

自主的取組又は規制に関連した取組部門
●パナソニックホームアプライアンス社自販機ビジネスユニット(滋賀県草津市)
●日商グラビア(千葉県八千代市)
●西日本旅客鉄道京都支社吹田工場(大阪府吹田市)
●ブリヂストン化工品技術センター(神奈川県横浜市)
VOC対策の推進に資する取組部門
●四国計測工業(香川県仲多度郡多度津町)
●日本塗料工業会(東京都渋谷区)
●近畿自動車車体整備協同組合連合会 古川五夫氏(大阪府大阪市)

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る