【ATTT10】クラウド型カーナビ向け地図コンテンツでユーザー囲い込み狙う…iPC

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
インクリメントPブースの展示
インクリメントPブースの展示 全 6 枚 拡大写真

インクリメントP(iPC)は、PCや携帯向け地図・ルート検索ソフトのマップファンを中核にした事業や、カーナビメーカー向けに高品質なソフトを提供している。

今回の展示では、自社製品の展示はもちろんだが、地図ソフトの更新を短時間で必要なエリアだけを行える「即時差分更新」のデモを展開。「更新データ量が少なくて済むので、データ更新の頻度が多くなっても問題なく、その分更新間隔を短くすることができます。また、通信ナビでの地図更新でも、短時間かつデータ送受信を無駄に行わなくて済むので、ユーザー、メーカーともにメリットは大きいです」(経営戦略室 経営企画部 山崎由美子氏)。大型ディスプレイで更新のイメージを展示し、注目を集めていた。

まだ準備段階という「マップファンクラブ(MapFan Club)」というソリューションも公開した。これは、インクリメントPの地図を採用しているカーナビユーザー向けのサービスで、センターが双方向で実走行データや道路状況、最新の検索データを共有することで利便性を向上するというもの。

「有料サービスですが、カーナビの地図更新料も包括することで、利便性をあげて参加者を増やしたいですね。データが多いほど精度が上がり、ユーザーにとってもメリットが大きいですから」(山崎氏)とのこと。他メーカーもこうしたユーザーの囲い込みサービスに積極的で、ユーザーがカーナビを選ぶ基準を変化させるためのツールとして、今後もサービス内容の競争が進むと考えられる。

《岡本 伸史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る