JabraのBluetoothヘッドセット&スピーカーフォンを試す

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EXTREME
EXTREME 全 12 枚 拡大写真

欧米ではすっかり市民権を得ているBluetoothのヘッドセット。だが、携帯電話のBluetooth対応が遅れた日本では、ハンズフリーの広がりも進まなかった。ようやくここにきてほぼ全ての端末がBluetoothに対応し、各社からは多彩なBluetoothソリューションが登場している。

【画像全12枚】

そのBluetooth関連製品で、世界トップのシェアを獲得しているがGNネットコム。同社は、デンマークに本拠を置き、電信会社として140年前に創業された伝統ある企業。現在、業務用を含め特にヘッドセットメーカーのトップブランドとしてマーケットを広げている。そのGNネットコムが、民生用ヘッドセットブランドとして展開しているのが「Jabra(ジャブラ)」だ。音楽用ヘッドフォンから、コンタクトセンター向けヘッドセット、モバイルスピーカーなど豊富な製品ラインナップを揃えている。

今回そのJabraからヘッドセットの『EXTREME』と車載用スピーカーフォン『SP200』を借用したのでその使用感をレポートしたい。

筆者はBluetoothのヘッドセットやスピーカーフォンを実際に利用したのは(恥ずかしながら)初めて。では、これまで運転中に電話がかかっていた時どうしていたのかというと、某海外ブランドのBluetooth対応PNDのハンズフリー機能を使っていた。ただこのPND ハンズフリー機能、安全かつ便利であるものの、通話の際にディレイやエコーがかかってしまううえに、スピーカーの音量不足で相手の声も少々聞きづらいこともあったのが少々不満だった。それでは、ということで最新のBluetoothヘッドセットとスピーカーフォンを試してみることにした。

まず、それぞれの製品アウトラインについて触れておこう。

◆ペアリングはとにかく簡単

EXTREMEは本体重量わずか10gのヘッドセット。これだけの極小サイズながら、連続待受時間550時間と連続通話時間10時間のバッテリー、ノイズ除去技術「Noise Blackout」など高度な制御技術を搭載している。Bluetoothの規格はVer.2.1 + EDR with e-SCOで高速通信と簡単なペアリングを実現している。対応プロファイルは、双方向通信のHSP(1.1)、ハンズフリーのHFP(1.5)、音楽再生のA2DP。家電量販店での市販価格は9000円前後で、モノラルのBluetoothヘッドセットとしては高価な部類に属する。

ペアリングはごく簡単。EXTREMEの電源を入れ、ケータイでBluetooth機器検索を行う。そこで現れる「Jabra EXTREME」を選択。このときパスキーの入力を求められるが、どの番号を入力しても構わない。入力すると、効果音が鳴りペアリングが完了する。ものの30秒で完了だ。この手順はスピーカーフォンのSP200でも同じ。これだけペアリングの敷居が低ければ利用してみる気になるというものだ。

北欧ブランドの製品だが、デザインはビジネスライクで存在を主張しない。ビジネスパーソンにとってはこれくらいシンプルな方がいい、という人もいるだろう。装着は本体を耳の穴に添え耳かけを回転させるだけ。本体が非常に軽いので一度装着してしまえば存在を忘れてしまうほどだ。本体中央のJabraロゴがある部分がボタンになっており、着信したときに電話に出る際はこのボタンを押す。

EXTREMEにはノイズを除去する「Noise Blackout」が搭載されており、カタログによれば「業界最高レベルの24dBのノイズ除去」とある。実際、電車のホームや街中の雑踏などで試してみたが、通話相手には環境音は見事に遮断されかなりクリアに聞こえるという。また周囲の音や相手の音声に合わせて自動的に音量調節する機能もあるが、これも精度が高く驚いた。ほとんど音量スイッチを触る必要がない。

また、特に便利なのは直近にかかってきた電話にリダイヤル発信できる機能。Jabraボタンを2度押しすれば発信できるので、かなり便利だ。またこのEXTREMEは先端にカバー付きのマイクロUSBソケットがあり、本体とシガー充電機とのセットも販売されている。付属充電器だけでなく、汎用のUSBケーブルでもPC等から充電可能だ。

◆操作性に優れるSP200

次にSP200。こちらは連続通話10時間、連続待受550時間で、本体重量は84g。Bluetoothの規格は2.0でe-SCOに対応。プロファイルはHSPおよびHFPだ。こちらはシガー充電アダプタが標準で付属する。市販価格は7000円前後。

手のひらサイズの黒く平べったい形状は部屋の中でみると昆虫っぽくもあり、ちょっとギョッとする。この形状はサンバイザーに取り付けることを想定しており、背面にはクリップが装着されている。本体上部の丸い部分はダイヤルとボタンが置かれており、ダイヤルは音量調整に、ボタンは待受やリダイヤル(使用方法はEXTREMEと同様)に用いる。運転中に触れることを想定しており、ブラインド操作ができるよう大振りなサイズになっていることも特徴だ。

ペアリングの方法はEXTREMEと全く同じ。実際の使用では、着信時も手をバイザーに伸ばせば受話ボタンにタッチできる便利さ。EXTREMEのような高度なノイズ除去や音量自動調整機能はないものの、音量ダイヤルにアクセスしやすいので特に問題はない。一昔前のBluetoothスピーカーに良くあった不快なディレイやノイズもなく、クリアな会話が楽しめる。

EXTREME、SP200いずれもBluetooth圏外にある場合は一定時間経つと自動的に電源が切れるなどの省電力機能もあるため、実用性は高い。

◆機能は十分だが値段が…

道路交通法で電話機の操作が規制されており、運転中の電話使用で御用になった、という話もしばしば耳にする。事故の危険性が減ること、そして減点1と反則金6000円を考えればこれらのBluetoothヘッドセットやスピーカーフォンは決して無駄な出費ではない。

とはいえEXTREME、SP200とも操作性・機能は十分なのだが、それぞれ9000円、7000円という市販価格は購入に踏み切るにはちょっと勇気がいる。1500円程度のヘッドセットも出てきているだけに、これら“激安ヘッドセット”とJabraの高機能品とでは、クオリティ・機能にどれくらいの違いがあるのか、気になるところでもある。

《北島友和》

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