新旧マセラティが上洛…17th MASERATI DAY

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京都市役所に並べられた参加車達。先頭はマセラティA6
京都市役所に並べられた参加車達。先頭はマセラティA6 全 12 枚 拡大写真

17回目を迎える『MASERATI DAY』が12月4日から5日にかけて、京都市内で開催された。主催はMaserati Club of Japan。

1993年に発足したMaserati Club of Japanは、新旧マセラティを愛好する人であれば、オーナーに限らず会員になれる開かれたクラブである。また、本国のマセラティ社やマセラティ・ジャパン、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドの公認クラブに位置付けられている。そして、今回開催されたMASERATI DAYは、全ての会員とその家族が、"パレードラン"、"ディナーパーティ"、"コンクールデレガンス"などを、マセラティを介し、集い楽しむというものだという。

初日である4日は京都市役所に集合。市役所のエントランスに展示された40台以上もの新旧マセラティが並ぶ壮観な眺めに、行きかう人は目を奪われていた。また会場には市長も出席し、京都市全面協力のもと開催された。

初日夜のディナーパーティの前にはアドルフォ・オルシ氏の講演が開催された。氏はマセラティ社の2代目オーナーの孫にあたり(初代はマセラティ兄弟)、現在はクラシックカーの鑑定や購入のアドバイス等、クラシックカーに関わる仕事を執り行っている。氏の講演内容は、マセラティ兄弟はどういう生い立ちだったか、また、その兄弟が興した最初の会社の成り立ちに始まり、その後、会社はどういう運命辿るのか、そして、オルシ家がオーナーになってから、どういうクルマが作られたかなど、当時の貴重な写真とともに語られ、その内容は非常に興味深く、会場にいる多くの会員たちは時を忘れ聞き入っていた。

2日目は下賀茂神社流鏑馬場へ場所を移し、オーナーインタビュー等が行われた。落ち葉の上を新旧マセラティが展示されるさまは、非常に写真映えし、たまたま観光で訪れた人たちもにわかカメラマンと化し、熱心にシャッターを押していたのが印象的であった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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