ランチアの名車、『ストラトス』の復刻ワンオフモデルとして話題の『ニューストラトス』。その詳細なスペックが明らかになった。
同車はフェラーリ『F430』のシャシーをベースにしているが、ボディサイズは全長4181×全幅1971×全高1240mm、ホイールベース2400mm。F430(全長4515×全幅1923×全高1215mm、ホイールベース2600mm)と比較すると、334mmもコンパクトなボディと、200mm短いホイールベースが目を引く。
4.3リットルV型8気筒ガソリンエンジンには専用チューンが施され、最大出力540ps/8200rpm、最大トルク51kgm/3750rpmを獲得。これはF430よりも50ps、3.6kgm強力なスペックだ。
フルカーボンファイバーのボディにより、車両重量はF430よりも200kg以上軽い1247kgに抑えられ、パワーウェイトレシオは2.3kg/psを達成。前後重量配分は、44対56とした。0‐100km/h加速は3.3秒、最高速は274km/hという一級のパフォーマンスをマークする。
最高速は若干低めの印象だが、開発を担当したピニンファリーナによると、リアアクスルレシオを変更し、加速性能重視の設定となっているためだという。
現時点では、ワンオフプロジェクトのニューストラトス。しかし、少量限定生産されるとの情報もあり、今後の動向が注目される。