ヒュンダイ、高級ブランド立ち上げか…レクサスに対抗

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ジェネシス
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韓国のヒュンダイが米国で、レクサスやメルセデスベンツ、BMW、アウディに対抗できるプレミアムブランドの設立を計画しているという。

これは『ウォール・ストリート・ジャーナル』が8日に報じたもの。同メディアの取材に応じたヒュンダイモーターアメリカのジョン・クラフシック社長は、「我々は米国で新しいプレミアムブランドを立ち上げる。その名前は『ジェネシス』となるだろう」と語ったという。

ジェネシスとは、米国で販売している高級4ドアサルーン&2ドアスポーツクーペのネーミング。とくに4ドアサルーンのジェネシスは、レクサス『GS』、メルセデスベンツ『Eクラス』、BMW『5シリーズ』、アウディ『A6』をライバルに想定。ライバルよりも割安な価格を武器に、売り上げを伸ばしている。

また、ヒュンダイはジェネシスの上に位置する最上級サルーン、『エクウス』も米国市場へ間もなく投入。こちらは、レクサス『LS』、メルセデスベンツ『Sクラス』、BMW『7シリーズ』、アウディ『A8』に対抗する文字通りのフラッグシップだ。

ヒュンダイは、このジェネシスとエクウスに2車種を加えて、合計4モデルを「ジェネシス」ブランドから発売する計画。同メディアはこの新型2車種について、「BMW『3シリーズ』のような小型プレミアムスポーツサルーンと、レクサス『RX』のようなミドルクラスのプレミアムSUV」とレポートしている。

ヒュンダイの今年1‐11月米国新車販売は、前年同期比23%増の49万3426台。主要13社の中で、最も高い伸び率を記録しており、この勢いに乗ってのプレミアムブランド立ち上げと思われる。

《森脇稔》

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