トヨタ東京自動車大学校は、ハイブリッド車や電気自動車(EV)に関する技術教育を強化するため、2011年4月から「ハイブリッド・EV科」を新設する。
EVなどの環境対応車両に関しては、構造・機能を理解し、確実な整備のできる整備士が今後の整備業界に求められている。こうしたニーズに対応した人材の育成を図る。
同校では、旧年式車のレストアやカスタマイズを授業の一環として実施しており、2010年のオートサロンでは『トヨタスポーツ800』をレストアした後に電気自動車に改造、トヨタスポーツEVとして出展した。
現在は進化型の2号車(モータ2個、水平対向式:トヨタスポーツEVツイン)を製作中。ハイブリッド・EV科では今後はこのようなクラシックカーのEVコンバートも授業の中で実施していく。『トヨタ2000GT』のレストア及びEVへのコンバートも検討している。
また、今まで課外活動として実施してきたハイブリッド車や電気自動車によるレース、環境に関するイベントへの参加を授業の中に取り入れていく。
なお、ハイブリッド・EV科は2級自動車整備士取得者を対象とし、修業年数は1年間、定員40名で発足する。