「プリウスはオタクの車」GMのCEOが発言

モータースポーツ/エンタメ 出版物
アカーソンCEOとボルト(11月、生産開始セレモニー)
アカーソンCEOとボルト(11月、生産開始セレモニー) 全 3 枚 拡大写真

GMのダン・アカーソンCEOが10日、米ワシントンで行なったスピーチで、トヨタのハイブリッドカー『プリウス』を“乗りたくない車”と批評するいっぽう、自社のプラグインハイブリッド、シボレー『ボルト』を持ち上げた。

日本の複数のメディアが報じているが、日本語の表現に差異があって面白い。

読売新聞(11日、ウェブ版)はAP通信が報じたとして---
プリウスは「さえない車だ」
プリウスに「私は死んでも乗りたくない」
ボルトは「本当に格好良い」

日本経済新聞(11日、ウェブ刊)は米メディアが報じたとして---
プリウスは「オタクっぽい車」
プリウスに「私は絶対に乗らない」
ボルトは「格好が良い」

共同通信(11日、47NEWS)はAP通信が報じたとして---
プリウスは「オタクの車だ」
プリウスに「私だったら絶対に乗らない」
ボルトは「本当に格好いい」

当のAP通信は次の通り---
"We commonly refer to the geek-mobile as the Prius. And I wouldn't be caught dead in a Prius," he said. Speaking of the Volt, he added, "This actually looks good."

首都、ワシントン経済クラブでの発言。公的資金注入を受けたGMはCEO以下、役員報酬が政府によって制限されている。アカーソンCEOは、報酬制限の緩和を求め、GMの躍進を強調した。

USA Todayによるとトヨタは「彼はあそこでは新顔だから」(広報)と、とくに抗議する構えはない。「『EV1』のことを覚えてないのだろう。プリウスは全世界で200万台以上売れているし、オーナーの全員が全員オタクということはない」。

「オタク」も文脈によってはほめ言葉になるし、「絶対に乗らない」のくだりも「乗っているところを他人に絶対見られたくない」と直訳すれば、他社のトップとしてはそれも当然かな、と。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 軽ワゴンの走りを変える! ブリッツ、新型『ムーヴ』『ステラ』用スロコンとターボ車ブーストアップパーツを発売
  3. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  4. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  5. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る