ルネサス、パワーMOSFETを新開発…サイズを従来品の半分に

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NP75N04YUK
NP75N04YUK 全 1 枚 拡大写真

ルネサスエレクトロニクスは、自動車向けNチャネルの40V・55V耐圧パワーMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果型トランジスタ)として、従来パッケージの約半分の面積と75Aまで通電可能なHSONパッケージに封入した、『NP75N04YUK』のサンプル出荷を開始した。

大電流の通電が可能なパワーMOSFETは、素子の発熱に課題があり、従来、放熱性に優れる大型のパッケージが採用されてきた。しかし自動車に搭載される電子制御ユニットの搭載数が増加する一方で、車内の居住性確保の点から課題があった。電子制御ユニットの小型化に向けて、パワーMOSFETをはじめ部品の小型化ニーズが高まっている。

同社は2010年6月に従来パッケージ製品の性能を維持しながら車載電装品質に対応できるHSONパッケージ製品を初めて市場投入したが、今回、性能改善を図った製品を開発した。

自動車向けに開発された小型パッケージ品として、パッケージサイズは従来品のTO-252の約半分に小型化した。

電動パワーステアリングをはじめとする大電流用途に適した電流定格180A対応の製品から、小型ソレノイド駆動用途に最適な35Aクラスの製品まで、実装形態に応じて各種パッケージを展開する。耐圧はそれぞれ40Vと55Vの2系統を用意する。

《レスポンス編集部》

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