【トヨタ エティオス 発表】現地調達率、13年には9割強に
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現調率の引き上げによって、価格競争力を一段と高めていく。新興市場向けの戦略車であるエティオスは、約90万円からの価格設定としており、比較的所得水準の高い「中間層」を顧客ターゲットとしている。
原価低減のため、当初から現地部品メーカーを積極開拓し、新たに20数社のインド資本メーカーから調達を始めた。トヨタは12年秋にはエンジン、13年初めには変速機の現地生産にも乗り出す。
開発担当の則武義典チーフエンジニアは、その時点で「現地調達率は90%強になる」との見通しを示した。現調率の引き上げによって一層のコスト低減を図る。
ただ、販売価格への反映は「市場動向や原材料費の変動といった要素もある」(則武氏)ため、現時点では明言できないとしている。
《池原照雄》