通信PNDの CAR NAVITIME と ゴリラプラス で案内させてみた

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
CAR NAVITIMEとゴリラプラス
CAR NAVITIMEとゴリラプラス 全 18 枚 拡大写真

同じゼンリン製の地図を採用し、オンデマンドVICSや(データ量が違うとはいえ)プローブ交通情報にも対応しているナビタイムジャパン『CAR NAVITIME WND-01K』とサンヨー『ゴリラプラス NV-SP200DT』。実際に案内をさせて、ナビゲーション性能の違いを確かめてみたい。

【画像全18枚】

CAR NAVITIMEは少々楽観的、ゴリラプラスは慎重

今回は、神奈川県川崎市麻生区から取材先の愛川町までおよそ25kmの道のりを探索、案内させた。比較的交通量の多い片側1車線の一般道が続くコースが主になるだけに、渋滞情報を加味したルート案内と到着予想時間の正確さが試される。

ナビを始まる前に両者を同じ場所に置いてみると、かなり見た目の印象が違う。とくに液晶の違いが明確だ。CAR NAVITIMEは若干黄色がかった画面で、ゴリラプラスは青っぽく感じる。どちらも視認性には問題はないが、同じ解像度の液晶ながら精細感があるのはゴリラプラス。

目的地の検索についてはすでに何度か触れているので以前の記事を参照してもらうとして、ルートと案内の違いについて報告していこう。

ひとことで言えば、CAR NAVITIMEは少々楽観的(到着予想時間が短い)で、ゴリラプラスは慎重という印象。目的地設定時はほぼ同一のルートをはじき出したにも関わらず、CAR NAVITIMEは57分、ゴリラプラスは70分の所要時間を表示した(いずれも設定は工場出荷時のまま、選択したのは「推奨ルート」)。

◆注目のプローブ情報の効果は…

ルートガイダンスの性格付けもかなり異なっている。CAR NAVITIMEは交通状況の変化に応じて臨機応変にルートを変えるのに対して、ゴリラプラスはほとんど変えることはない。VICS情報の取得時刻はCAR NAVITIME、ゴリラプラスどちらでも表示されるが、ゴリラプラスは分割画面の右側で3つ先までの交差点が表示され、道路の混雑具合が緑・黄色・赤の3色で表示されるのが分かりやすい。しかし、明らかに混んでいる道でも回避しないで進むこともあり(回避ルートを使うよりも早いルートなのだろうが)、混み具合が“見えすぎる”この機能は一長一短あるようにも思える。

注目のプローブ情報はCAR NAVITIMEでは渋滞回避ルートに反映されている。ゴリラプラスでは地図上に破線で表示されるが、繁華街周辺の道路などで表示されることが多かった。ただ、このプローブのデータ差が渋滞回避や正確な所要時間の算出にどれだけ効果を上げているかは、まだ未知数。利用ユーザーの多寡が影響してくるだけに、今後に期待したい。

またルート案内中には、ガソリンスタンドの価格情報や、駐車場の満空情報(CAR NAVITIME)、目的地の天気など通信を利用した情報も随時表示される。これが実際に実用性の向上に効果を上げているかは微妙なところだが、渋滞情報と並んで“通信をしている実感”をユーザーに与えるいみでは重要な機能と言える。

音声案内はどちらも交差点読み上げ機能をもっており、分かりやすい。また、今回はトンネルや高架下、ビルの谷間といったシビアコンディションでの自車位置精度は試すことはできなかったが、どちらの機種もGPSに加えて加速度センサー+ジャイロによる補正もついているので、大きな不満にはならないだろう。

CAR NAVITIMEの出したルートに沿って走った結果、目的地到着までにかかった時間は62分。CAR NAVITIMEの予想より5分の遅れ、ゴリラプラスの予想より8分早い結果となった。両者を別々に走らせて比較した結果ではないため、あくまでも参考値と考えて欲しい。

◆渋滞情報以外で通信のメリットをどう活かすか

通信ナビは、渋滞情報以外で通信の利便性をいかに発揮させるかが今後の開発のキモになるはず。この解決策として、両者は地図更新やガソリンスタンド価格、駐車場の満空情報を提供しており、とりわけCAR NAVITIMEはグルメを初めとするコメント付きのPOIやランキング情報など“コンテンツ”の質と量でドライブネットや『エアーナビ』等との差別化を図っているといえる。

また、通信を利用するに当たっての手続きをいかに簡単にできるか、そして月額費用をいかに安くできるかも課題としてある。ゴリラプラスは最安のドライブネットプランを利用した場合、パケット利用量の制限(20万パケットまで)がある上に、ドライブネットの使用料とはべつにプランの月額費用が発生するため、CAR NAVITIMEよりも315円高い840円というのも不利な要素。せめてCAR NAVITIMEと同水準にとどめて欲しいところだ。

《北島友和》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  2. フィアット『トポリーノ』に「Vilebrequin」、地中海沿岸のライフスタイルを表現
  3. トヨタ『カローラスポーツ』、日本にない2.0リットルエンジン搭載…米国2027年型
  4. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
  5. 「これ市販車なんだよな…」トヨタの新型スーパーカー『GR GT』に再び脚光! 欧州公開で日本のファンも「乗ってみたい」と注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る