都市鉱山から金鉱石52万t---田中貴金属2010年

自動車 ビジネス 国内マーケット

田中貴金属工業は、2009年6月23日からサービスを開始した、一般消費者に買取基準を明示する貴金属ジュエリーリサイクルシステム『RE:TANAKA』(リ・タナカ)の1年間(09年12月〜10年11月)の買取実績をまとめた。

田中貴金属工業が1年間に回収した金の総量は3646kg、プラチナの総量は450kg、銀の総量は1592kgで、取扱総量は5688kgだった。11月には最高の月間買取実績を記録した。

金鉱山から採掘される金鉱石1tにつき金の含有量は約7gなので、1年間で回収した金の総量3646kgは金鉱石の約52万t分になる。また日本で商業規模で操業している唯一の金鉱山、菱刈鉱山(住友金属鉱山、鹿児島県)の年間産出量はおよそ7.5tだから、その半分に等しい。プラチナは鉱石1tに約5gなので、同様に鉱石の約9万tに相当する。

金の国際価格は、欧州のソブリンリスクを背景に4月以降価格が上昇している。11月には1トロイオンス(重さ)あたり1400ドルを突破した。日本においても12月7日には今年最高値となる3807円/gをつけた。

その中で、11月に回収した金の総量は394.3kg、プラチナの総量は49.1kg、銀の総量は236.6kgで、取扱総量は680kgとなり、サービス開始後最高の月間買取実績を記録した。家庭で眠る貴金属ジュエリーから鉱石約6万6000t相当の貴金属資源を循環させたことになる。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る