日本精工、インドで高性能ステアリング製品の生産体制を強化

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日本精工は、インドのラニーとのステアリング製造合弁会社ラニーNSKステアリングシステムズ(RNSS)の出資比率を引き上げ、持分の過半数を取得した。拡大しているインドの自動車市場でステアリング事業を強化する。

RNSSは、1997年に日本精工とラニーの合弁会社として設立し、ステアリングコラム(MSC)や電動パワーステアリング(EPS)を製造してきた。インドは経済発展を背景に、小型車を中心とした自動車市場が急拡大しているのに加え、環境保全や高度な安全技術に対する関心も高まっている。これに伴ってインドでも自動車の燃費向上に寄与するEPSなど、高機能なステアリング製品の需要拡大が見込まれる。

日本精工では、需要の拡大が見込まれるインド事業を強化するため、2010年4月に地域本社を設立し、生産と販売、技術の連携による事業基盤の強化に乗り出している。今回、日本精工はラニーからRNSSの持株分の一部を買い取り、RNSSの過半数を取得することで、ステアリング事業の拡大と顧客サービスの充実を図ることにした。

RNSSの子会社化に伴って今後、EPSの生産設備を増強するとともに、最新鋭のEPS技術を導入する。また、地場の自動車メーカーを中心に需要が高まっているMSCについても、顧客に適した仕様で安定供給するため設備投資を実施する。

《レスポンス編集部》

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