スウェーデンのサーブが2011年から、中国市場での販売を3年ぶりに再開することが分かった。
同社が21日に発表したところによると、サーブは中国のCATC(チャイナ・オートモーティブ・トレーディング社)と中国におけるサーブのディストリビューター契約を締結。新たに設立するサーブチャイナが2011年7月から、サーブ車の販売やメンテナンスを行うことになった。
サーブは2008年、当時の親会社のGMの判断により、中国市場から撤退。その後、GMは今年1月、サーブをオランダのスパイカーカーズに売却した。新生サーブにとって、中国市場への再参入は3年ぶりとなる。
同社のヤン・オーケ・ヨンソンCEOは、「非常に前向きな契約だ。世界最大市場の中国で、再びサーブの存在をアピールできる」とコメントした。
なお、中国での販売車種は、セダンの『9-5』や新型クロスオーバーの『9-4X』などを予定している。