旭硝子、鉛フリーの焼結用ガラスを開発…太陽電池電極

自動車 ビジネス 企業動向
焼結用粉末ガラスの外観
焼結用粉末ガラスの外観 全 1 枚 拡大写真

旭硝子は、結晶シリコン系太陽電池用電極向けに鉛フリーの焼結用粉末ガラスの販売を開始する。

RoHS指令に代表される各種環境規制に対応するもので、2015年には市場シェア40%獲得を目指す。

結晶シリコン系太陽電池セルの電極は、アルミや銀などの金属ペーストをシリコン基板上へ塗布後に加熱し、焼結成型する。

その際に金属ペーストへ焼結用粉末ガラスを数%添加することで、金属とシリコンの密着性、電気特性、経時耐久性を高められるほか、焼成後のシリコン基板の反りを抑制できる。そのため、焼結用粉末ガラスは、太陽電池セルの重要な特性を左右するキーマテリアルと位置付けられている。

ただ、これらの効用を持たせるため、焼結用粉末ガラスには、鉛を含有するガラスを使用していた。

同社はガラスの組成設計・粉砕・評価解析技術を使って今回、様々な組成を持つ鉛フリーの焼結用粉末ガラスを開発した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. BMWの18車種2万台にリコール…火災に至るおそれ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. アウディ『Q3』新型がシャープなデザインに進化、6月16日デビューへ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る