交通事故負傷者数は3年連続で減少した。2010年の全国負傷者数は89万4281人だった。
負傷者数全体では6年減少しているが、死者数の減少傾向が96年から始まっているのと比較すると、なかなか減少傾向に転じなかった。
負傷者数は99年に100万人台に上昇し、その後9年間100万人台に止まり続けた。100万人を再び下回ったのは08年94万5504人になってからだ。
負傷者数は死者数の多い死亡事故とともに発生することもある。
昨年2月14日鳥取県米子自動車道で起きた普通乗用車同志の正面衝突では、死者3人に加えて、重傷者4人。また、11月28日三重県亀山市の県道における大型トレーラーとマイクロバスの出会い頭衝突では、死者6人に加え、重傷8人、軽傷14人が発生した。
負傷程度に関わらない交通事故全体の発生件数は、72万4811件。負傷者数同様に6年連続減少している。