フーガHV が見せた「技術の日産」の意地
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日産『フーガ・ハイブリッド』が発売された。その発表会（2010年10月）はプレゼン的で、メカニズムに関する説明は案外さっぱりとしたもの。媒体資料もプレスリリース程度しか用意されてはいなかった。
しかし、会場内で引っ張りだことなっているエンジニアのうち、FRハイブリッドシステム開発主管の早崎氏に話を聞くことができた。
フーガ・ハイブリッドで採用した、エンジンからリヤデフまでを直線上にレイアウトした1モーター2クラッチのレイアウトは構造がシンプルで、エンジンとモーターを完全に切り離せるため効率が高いのが特徴だ。
実はシステムとしての歴史は古く、30年くらい前にボッシュが試作したクルマがあると言う。それでもハイブリッドシステムの技術だけでなく、パワートレインの生産においてもほぼ全てが内製だというから、日産のこだわりが感じられるではないか。
《高根英幸》
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