日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5日発表した2010年の新車販売速報によると、総台数は前年比7.5%増の495万6136台となった。エコカー補助金とエコカー減税の効果で04年以来、6年ぶりのプラスとなった。
このうち登録車は10.6%増の322万9716台で、7年ぶりに増加に転じた。軽自動車は2.3%増の172万6420台となり、4年ぶりのプラスだった。
ただ、エコカー補助金が終了した昨年9月から新車販売はマイナスに転じており、12月も総台数は前年同月比22.7%減の28万7851台と大きく落ち込んだ。
日本自動車工業会は、11年の国内新車需要を9.9%減の446万5000台と予測しており、前年同月でプラスに転じるのは「秋口以降」(志賀俊之会長)と見ている。