【新聞ウォッチ】トヨタが“お年玉”、派遣400人を正社員に採用

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年1月6日付

●首相「消費税に政治生命」民放番組で 内閣改造「国会前に」(読売・1面)

●新車販売6年ぶり増、昨年、7.5%エコカー補助金・減税で(読売・8面)

●企業「攻めの年に」、社長ら「革新」「アジア」「育成」訴え(読売・8面)

●基礎からわかる電気自動車、日産・三菱から2車種(読売・11面)

●景況感、半年後は晴れ? 経営者ら強気の予想(朝日・12面)

●米新車好転、不安含み、原油価格浮上のカギ(朝日・13面)

●自転車事故、7割交差点、歩道走行車の死角(毎日・1面)

●トヨタ400人正社員採用、今春、派遣から優先的に(毎日・8面)

●直球暖球:ホンダ・伊東孝紳社長 おもしろい企業目指す(産経・11面)

●都内で119番不具合、システム障害4時間半(東京・1面)

●人こと:トヨタ自動車・豊田社長、多くの声を聞き飛躍の年に(日経・9面)

●年末年始の高速道、交通量・渋滞ともに最多、「1000円」適用日変更や大雪で(日経・34面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が「業務職」の正社員を4月1日付で400人規模で新規採用するという。昨年9月末時点で1700人いた派遣社員から優先的に採用。トヨタの業務職は他の企業での一般職に当たるもの。5日付の朝日など各紙の夕刊が報じたほか、きょうも毎日が取り上げている。

それによると、トヨタは2010年度は景気の先行き不透明感から業務職の正社員採用を見送っていたが、業績の回復傾向を受け、増員に踏み切るとしている。業務職の正社員採用は2年ぶりで、派遣社員から優先的に採用するのは初めてのケース。

自動車業界ではトヨタ以外にも、日産自動車も昨年10月から事務系の派遣社員を順次、契約社員に切り替えており、産業界でも派遣社員の活用範囲を見直す動きが広がっている。

会社によっては、派遣社員でも業務内容は正社員とほとんど変わらないものの、一時金(ボーナス)は原則支払われていないため、賃金面では待遇に大きな格差が生じている。

雇用情勢が不安定な中でトヨタのように正社員として採用されることは、賃金格差の是正にもなり、派遣社員にとってはビッグな“お年玉”を貰ったようなもの。

豊田章男社長も賀詞交歓会の場で「今年は後半に向けて晴れ間、最後に快晴を目指す」と語っている。やはり、今年もトヨタから目を離すことはできないようだ。

《福田俊之》

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