国交省の交代は大臣だけ、政務二役継続

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撮影=石田信一郎
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大畠章宏国交相の下で、新たな副大臣と政務官の政務二役人事が進んでいる。大畠氏は国土交通省が抱える懸案事項の多くで馬淵前大臣の方針を踏襲すると話したが、政務二役人事面でもその方針を受け継ぐと見られる。

池口修次(参院比例区、当選2回)副大臣は、この渦中にもカンボジアプノンペン市で開催される「ASEAN+3観光大臣会合」の公務にも出席し、大畠大臣の下でも続投が確実だ。

国会開会直後、同省では高速道路新料金の発表が予定されている。池口氏は民主党と料金制度について意見調整を行ってきた。ホンダ労組出身で、副大臣就任前には、民主党ITS議員連盟で大畠氏が副会長、池口氏が幹事長を務めて、関係も良好だ。

小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会への出席を反対した三井辨雄(わきお・北海道2区、当選4回)副大臣も継続が内定した。

また、小泉俊明(茨城3区、当選3回)、津川祥吾(静岡2区、当選3回)、市村浩一郎(兵庫6区、当選3回)の各国土交通大臣政務官も変わらない。

大畠国交相は14日の就任直後の会見で「できればこれまで一生懸命やってきた方々の意見を聞きながらやっていくのがいいのかなと思っている」と、人事について話していた。

結局、大臣だけが交代する人事で、馬渕前大臣にとっては尖閣諸島ビデオ流出事件の引責辞任がより濃く反映される結果となったが、「政務二役が変わらないことで、新しい大臣はより国会対策に集中することができる」という声も上がっている。

政務二役は18日中にも正式決定する見込みだ。

《中島みなみ》

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