スズキは20日、軽乗用車『MRワゴン』の新型モデルを発売した。同日開かれた発表会では、アイドリングストップ機能搭載車も開発中であることが明らかにされた。
新型MRワゴンではスズキとしてほぼ16年ぶりとなる新型エンジンを搭載。車両の軽量化や副変速機付きCVTとの組み合わせにより、10・15モード燃費は自然吸気の2WD車で25.5km/リットル、ターボの2WD車でも22.5km/リットルの燃費を実現している。
開発中のアイドリングストップ機能搭載車について、MRワゴンの開発責任者である大西伊知郎氏は「既に『ワゴンR』で搭載されているアイドリングストップ機能とほぼ同じものとなりますが、MRワゴンでも現在開発中であります」と語った。また、導入時期については「できるだけ早い時期に」、燃費については「なるべく良いものをお届けしたい」とコメントしている。
スズキのアイドリングストップ機能は、ワゴンRの数値をみると、2WDのCVT車での比較で23.5km/リットルから25.0km/リットルへとおよそ6%燃費を向上させている。単純に計算をするとMRワゴンの燃費25.5km/リットルを6%向上させた数値は27.03km/リットル。
軽自動車市場でライバル関係にあるダイハツは、先日発表した新型『ムーヴ』で27km/リットルを達成している。スズキがダイハツの燃費を超えるのか、登場してくる車の燃費が気になるところである。