土手乗り上げは高速走行が原因、被疑者死亡のまま書類送検

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昨年9月に北海道旭川市内で発生し、8人が死傷した交通事故について、北海道警は18日までに20歳の男を被疑者死亡のまま、危険運転致死傷容疑で書類送検した。高速度走行と運転操作の誤りを事故の主因としている。

北海道警・旭川東署によると、問題の事故は2010年9月28日の午後11時ごろ発生した。旭川市西神楽付近の道道を走行していたRVがカーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。そのまま道路右側の土手に乗り上げ、弾みでクルマは横転した。

クルマは大破。この事故で運転していた20歳の男と、同乗者3人が死亡。別の同乗者4人が重傷を負った。クルマの定員は7人だが、当時は8人が乗車しており、シートベルトを着用していない同乗者もいた。

警察では事故発生の経緯を調べていたが、RVは現場手前の直線区間を100km/h程度の速度で走行し、現場となった土手を回りこむカーブで減速に失敗。そのまま土手に乗り上げた可能性が高いことがわかった。

警察では定員外乗車に加え、「制御困難な速度で走行したことや、運転操作の誤りから事故につながった」と判断。運転していた男を被疑者死亡のまま、危険運転致死傷容疑で書類送検した。

《石田真一》

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