【新聞ウォッチ】完全移行まで半年 カーナビの“地デジ対応”大丈夫?

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年1月24日付

●地デジお急ぎを「2台目」「カーナビ」お忘れず、7月24日完全移行あと半年(読売・2面)

●ルノーEV戦略「標的となった」流出問題でゴーン会長(読売・6面)

●秋葉原安全へ誓い、ホコ天再開通行人ら現場で祈る(読売・36面)

●核心:目盛りがどんどん減っていく、気になる“電欠”EVドライブ、記者が体験(東京・3面)

●ラグビー・トップLプレーオフ、三洋、トヨタ下す(東京・18面)

●モーターに省エネ規制、経産省方針(日経・1面)

●通常国会きょう召集、早期解散へ野党攻勢(日経・2面)

ひとくちコメント

いわゆる完全地デジ化に伴うアナログ放送の終了が半年後の7月24日に迫ったが、地上波デジタルテレビの買い換えが進んでいる半面、カーナビゲーションなどに取り付けてある車載用のテレビの地デジ化が大幅に遅れているという。23日付の産経が報じたほか、きょうも読売が大きく取り上げている。

産経の記事によると、オートバックスが自社のホームページにアクセスした500人を対象に調査をしたところ、地デジ化が「まだ」の人が54%、「地デジ化したかどうか分からない」が2%で、認知度の低さが目立ったという。

読売も今月5〜7日に行ったオートバックスのネット調査のデータを引用しているが、「車内で地デジを視聴できるような環境にある」と答えたのは全体の44%にとどまっており、いずれにしても車内のカーナビの地デジ対応が遅れていることが浮き彫りになっている。

このため、カーナビを取り扱う業者は、店内でアナログ放送終了を告知する掲示物を用意し、来店客に交換を呼びかけたりしているそうだが、「ぎりぎりになって申し込んでもアナログ放送終了までに間に合わない恐れがある」との指摘もある。

もっとも、お茶の間のテレビと違って、車内のテレビは運転中のドライバーは映像を見ることができない。テレビを見るチャンスも限られているために、関心が薄いドライバーも少なくない。それも地デジ化が進まない理由でもあるようだ。

《福田俊之》

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