日立グループ、中国に自動車機器事業の統括会社を設立

自動車 ビジネス 海外マーケット

日立製作所は、中国統括会社の日立(中国)と、自動車機器事業会社の日立オートモティブシステムズが中国に自動車機器・システム事業の統括会社を新設したと発表した。

新会社は「日立汽車系統(中国)」で、自動車関連事業の海外地域統括会社としては欧州、タイ、米国に続くもの。資本金は3000万元で日立オートモーティブが90%、日立(中国)が10%出資する。従業員数は約50人でスタートする。

自動車機器・システム分野では、自動車メーカーに対するグローバルでのサポート力の強化が求められており、これに対応するため自動車機器システムメーカーは事業展開地域のオペレーションの最適化、事業効率の向上を迫られている。特に世界最大の自動車市場となった中国は、今後も成長が見込まれ、製品システム開発、製造技術開発、調達、製品・部品認定などで現地化が重要になる。

日立オートモティブシステムズは、中国に7社の子会社を展開して自動車部品事業を展開している。今後は日立汽車系統(中国)を中心に、営業・マーケティング力、開発力を強化するとともに、中国事業の統括、調達、品質保証、財務管理、労務管理、情報システムなどの戦略的な経営強化で地域特性、ニーズに迅速に対応するとともに、オペレーション全体の最適化、効率化を図り、中国事業の拡大を目指す。

新会社は4月から本格的に稼動を開始する。

《レスポンス編集部》

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