自賠責保険ステッカーがカラフルに

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自動車損害賠償保険のステッカー(保険標章)が4月1日から多色化する。現行のステッカーは有効期間の最終年月を示す数字だけが変わるだけ。青地にステッカー地のアルミニウム色だった。これからは有効年ごとに色を変え、自賠責に加入していない無保険車を識別しやすくする。

2012年から1年ごとに青、橙、紫、黄緑、赤、黄、緑と7色のステッカーを交付し、以後7年間で同じローテンションを繰り返す。自賠責保険は原動機付自転車(125cc以下)などで最長5年だが、7年間、色を変えることで、2019年以降は色を見るだけで有効期限年がわかるようになる。

多色化したステッカーは、現行の配色デザインのステッカーがなくなり次第切り替えが始まるため、保険会社などにより交付時期に違いがでる。

自賠責保険は、公道を走る四輪車やオートバイは必ず加入する必要がある。この中でもステッカーを貼るのは、車検(車両検査)がない250cc以下のオートバイや原付バイクなど。車検がないため自賠責保険の継続が切れたまま走り続けている所有者が減らない。ステッカーの多色化は、この減少の有効な対策となると期待されている。

自動車損害賠償保障法の施行規則では、有効期限を示すステッカーをナンバープレート左上に貼り付けるように定めているが、ステッカーの多色化とともに、ナンバープレートの視認性を損なわない程度に、位置を変えることも可能となった。

原動機付自転車は地方自治体が管理し、そのナンバープレートの形が全国一律でなくなったことに配慮した。

《中島みなみ》

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