【VW トゥアレグ 新型発表】センプリチタ---簡潔さを表現

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トゥアレグ 全 6 枚 拡大写真

日本でも販売が開始される新型『トゥアレグ』のデザインは、イタリア語の“la semplicita”(センプリチタ。英語で“simplicity”=簡潔さ)で表すことが出来ると、フォルクスワーゲンAG開発部門トゥアレグ開発責任者、ヨーヘン・ボーレ氏はいう。

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これはもともと、フォルクスワーゲングループのデザインを統括するワルター・デシルバ氏の言葉で、クリアかつシンプルな造形でありながら、最上の仕上げと洗練性を表しているのだ。

「大径のホイールや大きなエアインテークなど典型的なSUVのDNAを持ち合わせながらも、フレンドリーであり、愛すべきルックスを持っており、SUV独特の尊大でアグレッシブな印象は全くありません」

また、新型トゥアレグは従来モデルから70kgの軽量化に成功している。チーフデザイナーのクラウス・ビショフ氏は、デザインでもいかに軽く仕上がったかを表現したかったという。「新型はトゥアレグ以外の何物にも見えませんが、ジムでシェイプアップされたような、筋肉質な体型となっています。力強く、また、安定感を与えているショルダーラインにも表れていると思います」。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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